報恩講「大根焚」について

鎌倉時代の建長4年(1252年)、浄土真宗の開祖である親鸞聖人が愛宕山中の月輪寺に師である法然上人の遺跡を訪ねた帰りに了徳寺を訪れ、村人たちに教えを説きました。その教えに感銘を受けた村人たちがお礼に塩炊きの大根を馳走しました。

 

親鸞聖人はそのもてなしに応え、すすきの穂の束を筆代わりとして、鍋の残り煤で「帰命尽十方無碍光如来(きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)」という十字の名号を書いてそのお礼として残されました。この故事に因んで行われる報恩講の通称が「大根焚」になります。

 

 

毎年、129日と10日に行う報恩講「大根焚」では3,000本の青くび大根を炊き、この大根をいただくと中風にならないと伝えられております。

 

毎年、多くの参拝者が訪れ、京都の冬の風物詩のひとつとされています。

 

 

前日、早朝に掘り出された「京都府亀岡市篠町でつくられた青くび大根」約三千本が了徳寺の境内いっぱいに並べられ、御門徒による切り出しが始まります。

 

昼夜を問わない、御門徒による大鍋での焚込みが始まります。味は歴史とともに引継がれます。